2015年 01月 20日
Bologna Buona Pasqua!〜Giardini del Casoncello〜 |
彼女に会いたくて、イタリアへ行った。
Giardini del Casoncello の主、ガブリエッラに。
5年程前にテレビで見た、「男自転車ふたり旅〜イタリア1200キロをゆく〜」。
その中で登場した彼女。
全身紫色の服を身にまとい、旅人を自宅へ招き入れた。
昔、演劇をしていたらしい。
大叔母から受け継いだというボローニャ郊外にある広大な庭の主。
一瞬で心を奪われた。
そんなこと、人生で初めてのこと。
春頃と秋頃に、Giardini del Casoncello の庭園ツアーが開催されていることを知り、彼女に会えるチャンスだ、と、それに合わせておおまかな日程を組んでいた。
当初は4月12日だったかな...の予定だったけど、2013年春のイタリアはとても寒く、庭が色づきそうもないから延期する、と連絡が入った。
しかし、フィレンツェからGiardini del Casoncelloまで送ってくれるハイヤーの方が、「ガブリエッラに会えたらそれだけで十分、会えたら帰国の日を早めるつもりでいる」という私の気持ちを伝えてくれ、3月31日イースターの日にランチに招いていただいた。
フィレンツェのど真ん中の安いホテルの窓から、イースターで賑わう町を眺め、うるさい爆竹にもイライラせず、ガブリエッラへ渡すメッセージカードを書いていた。心臓は爆竹よりも張り裂けそうなくらい緊張していた。
ボローニャ郊外 丘の連なる山道
車を停め、Giardini del Casoncello の看板を見つけた
摘みたてのすみれを手に、ようこそ、と私の前に現れたガブリエッラ
夢のような、一瞬 靴を脱いで部屋に入ると、美しくセッティングされたテーブルがあった パスクワの日のランチメニューやガブリエッラが焼いたパスクワの為のパン
彼女らしく、小さい花が飾られている 「たくさん撮らせてもらっていいですか?」
「ええ!いいわよ!私は写真が好きだし撮られることも好きだから」
ランチの用意をする彼女や、キッチン、愛猫、本や写真がたくさんある作業部屋...本当に色々撮影させてもらった。 ハイヤーの方が通訳もしてくれ、ガブリエッラの旧友である日本人のおばさまと、ガブリエッラのパートナーでイタリアで有名な漫画家のルッチョと、5人でテーブルを囲み、ガブリエッラ手づくりの優しい味の超オーガニックな料理を食べながら色んな話をした。ほとんど忘れてしまったけれど、ものすごく楽しくてうきうきしていた。
心底会いたかった人に会えたから、緊張して喋れないなんてあり得ない。
だってイタリアのボローニャの外れまで来たのだから。 これは草で染色する技法で模様を描いたパスクワには欠かせない卵 ふと、外で鳥の声が聞こえると、サッと席をたち、彼女はエサをあげに外に出た。
庭で採れた花を料理し、鳥の声が聞こえたらエサをあげる
自分の暮らしにとても満たされている
そんな幸福感が彼女の家に満ちていた
Giardini del Casoncello の主、ガブリエッラに。
5年程前にテレビで見た、「男自転車ふたり旅〜イタリア1200キロをゆく〜」。
その中で登場した彼女。
全身紫色の服を身にまとい、旅人を自宅へ招き入れた。
昔、演劇をしていたらしい。
大叔母から受け継いだというボローニャ郊外にある広大な庭の主。
一瞬で心を奪われた。
そんなこと、人生で初めてのこと。
春頃と秋頃に、Giardini del Casoncello の庭園ツアーが開催されていることを知り、彼女に会えるチャンスだ、と、それに合わせておおまかな日程を組んでいた。
当初は4月12日だったかな...の予定だったけど、2013年春のイタリアはとても寒く、庭が色づきそうもないから延期する、と連絡が入った。
しかし、フィレンツェからGiardini del Casoncelloまで送ってくれるハイヤーの方が、「ガブリエッラに会えたらそれだけで十分、会えたら帰国の日を早めるつもりでいる」という私の気持ちを伝えてくれ、3月31日イースターの日にランチに招いていただいた。
フィレンツェのど真ん中の安いホテルの窓から、イースターで賑わう町を眺め、うるさい爆竹にもイライラせず、ガブリエッラへ渡すメッセージカードを書いていた。心臓は爆竹よりも張り裂けそうなくらい緊張していた。
ボローニャ郊外 丘の連なる山道
車を停め、Giardini del Casoncello の看板を見つけた
摘みたてのすみれを手に、ようこそ、と私の前に現れたガブリエッラ
夢のような、一瞬
彼女らしく、小さい花が飾られている
「ええ!いいわよ!私は写真が好きだし撮られることも好きだから」
ランチの用意をする彼女や、キッチン、愛猫、本や写真がたくさんある作業部屋...本当に色々撮影させてもらった。
心底会いたかった人に会えたから、緊張して喋れないなんてあり得ない。
だってイタリアのボローニャの外れまで来たのだから。
庭で採れた花を料理し、鳥の声が聞こえたらエサをあげる
自分の暮らしにとても満たされている
そんな幸福感が彼女の家に満ちていた
by featurenow
| 2015-01-20 23:40
| ITALY
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